92.木を見て森を見て山を見ず
「木を見て森を見ず」という言葉があります。
ご存知の通り、小さな事に気を取られて全体を見渡せていない、という意味です。
心の病で悩んでいる時は、特にこんな状態である場合が多いかと思います。
治ってみると「もっと早く気付けば良かった」と思うかもしれません。
しかし、心の病が治ったからと言って、また別の悩み事が次から次へとやってきます。
やがて、老いる苦しみや病気になる苦しみ、死ぬ苦しみと、もっともっと大きな問題がやってきます。
「この悩みさえ無くなってくれればなぁ」と思っている方は、「木よりも森よりももっと広い山」を見渡すことをお勧めします。
関連する記事