百聞は一見に如かずという言葉があります。仏教では、行学ということを特に強く勧めます。行学というのは行って学ぶということですが、行動しないと分からない世界がある、ということを教えています。
例えば、オンリーライフでは利他をするようにアドバイスすることがあります。利他をするとどうなるのか、というのは幾ら頭で考えても分かりません。利他を実際に行うと、頭では到底理解できない世界を「体感」することができます。この「体感」が重要なのです。
プリンを食べた事が無い人に、プリンの味を伝えるのは非常に難しいでしょう。しかし、食べれば1回で分かります。100回の言葉よりも、1回の体感のほうが重要ということです。
「なぜそうなるのか」「どうしてなのか」と疑問に思う「頭の理解」も大切ですが、行動して分かる「体の理解」は、それ以上に重要なのです。