89.「私は絶対人殺しはしません」
テレビや新聞を見ると、毎日のように殺人事件がどこかで起こってます。
そういう凶悪事件を見ると、「酷い人間がいるものだ」と多くの人が思い、また、「自分はそういう酷い事をする人間とは違う」と思うでしょう。
しかし、仏教ではどんな人でも縁さえくれば、人を殺すこともある、と説きます。
歎異抄という本では、そのことをこのように表現しています。
「さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし」
こういう人間の本性を自覚し、悪い事をしない努力をし続けることが重要なのです。
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