34.マリリンモンロー
こんにちは、代表カウンセラーの菅野です。
今日、映画『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』を見てきました。
マリリンモンローは、まさにアメリカンドリームを手に入れた人です。
短期間でスターになり、富や名声を得ました。
しかし、一方で常に寂しさ、虚しさを感じていたようです。
そして36歳という若さで睡眠薬の大量摂取により自殺したと言われています。
世間では「なぜ自殺したのか不明」とされてます。
また、そもそも自殺なのか他殺なのかも、いまだに見解が分かれてるようです。
しかし、彼女が生前苦しんでいた、ということは間違いないでしょう。
問題は、なぜこんなに成功している彼女が苦しんでいたのか、ということです。
彼女に限らず、大成功者と呼ばれる人や有名人が突然自殺することがあります。
人もうらやむような成功を手にしている人達が、なぜ自殺を選択する程、苦しかったのでしょうか。
「実は大きな借金があった」とか「恋人と別れたから」とか、後になって色々と週刊誌等では書かれますが、そういったのは表向きの「縁」に過ぎず、根本原因ではありません。
仏教では、根本原因は「無明の闇」だと説きます。
この無明の闇というのは、人間の心にべったりと張り付いているもので、全く明かりの無い心です。
普段は何とも無くても、ふとした瞬間に寂しくなったり、虚しくなったりするのは、この無明の闇の一部が表れる為です。
この心を持っている限り、どれほど富や名声を手に入れても、心から安心する、ということは無いのです。
むしろ、富や名声を手に入れれば入れる程、寂しさや不安が増大します。
人一倍成功した人には、無明の闇も人一倍強く表れます。
彼女について知れば知るほど、彼女を苦しめていた根本原因は「無明の闇」である、と見て間違いないでしょう。
ちなみに、無明の闇と死は、根本原因という点では同じ意味となります。
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