169.カツオは引きこもらない
こんにちは、代表カウンセラーの菅野です。
先日、アニメのサザエさんを久しぶりに見ました。
長年、波平の声を務めていた永井一郎さんが亡くなり、最後の出演作だったからです。
感想として色々ありますが、特に「教育形式が理想的だな」というのを感じました。
話している内容は別として、形式的には仏教療法の視点から見ても、教育法が理想的なのです。
以下に、「カツオの教育」という視点で分析してみたいと思います。
頭の善し悪しは別として、カツオはご存知の通り、明るい性格です。
今、多くの家庭で抱えている問題である「引きこもり」にもなりにくいでしょう。
その理由を幾つか挙げてみます。
1.親の役割が理想的
まず、何といっても、この2人がカツオの健全な人格形成に大きな役割を担っています。
父(波平):叱り役
母(フネ):褒め役
叱り過ぎても、褒め過ぎても教育にはよくありません。
その絶妙なバランスが、この2人のコンビネーションによって作られています。
2.食事の仕方が理想的
磯野家では家族で食事をする時は、全員揃ってしています。
フネやサザエの手作りという点もポイントでしょう。
現代では、部屋で1人で食事を取ったり、外食したりする子供がいますが、これはよくありません。
3.裏表の無さが理想的
見ての通り、磯野家は皆オープンな性格です。
子供の前で言っていることと、裏でやっていることが大きく違う、というのはないでしょう。
親の想像以上に、子供は親を観察しており、裏表があれば鋭く見抜きます。
裏表が無いことで、信頼が生まれ、コミュニケーションの機会が増え、明るい性格へとつながるわけです。
他にも様々ありますが、子育てに悩んだらサザエさんを参考にするのも一手です。
ただ、あくまで「形式」が理想的なのであって、会話の内容等は改善すべき点が多々ある為、それは仏教療法で学んで欲しいと思います。
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