「利他をして下さい」とアドバイスすると「何をしたらいいのでしょうか?」とよく返って来ます。 利他をするというのは人を幸せにする、ということですが、日常生活でたくさんのチャンスがあります。「挨拶をする」「手伝いをする」「話を聞く」等々、人が喜ぶようなことは全て利他となります。
しかし、それでも習慣が無い人は利他をすることが中々難しいでしょう。そういう方には、まずは「挨拶をする」ように勧めます。挨拶されて気を悪くする人はいないでしょう。適当な挨拶ではなく、相手が気持ちよくなるような挨拶をすることが重要です。 挨拶が出来るようになったら、徐々に「出来る事」を増やし実行すればいいのです。
このような心掛けで行っていくと、最初は挨拶でさえ辛い状態でも、やがて人と楽しく会話ができるようにまでなります。
ただ、念の為注意しておくと「挨拶をすれば治る」というのではなく、利他をする手段の1つとして挨拶がある、ということです。目的はあくまで「利他」です。この目的と手段の関係を間違えないで欲しいと思います。