110.名医と練習台
こんにちは、代表カウンセラーの菅野です。
今回は「名医と練習台」というテーマで、私の手術体験の話を書きたいと思います。
以前肺気胸になり手術を受けた時のことです。
その時の担当医が、手を震わせ注射を打ち間違えるわ、手袋のはめ方のレクチャーをその場で受けるわ、と見るからに新人だったのです。
「まさかこの新人医が手術までするわけないよな・・・」と不安に思ってましたが、その不安は的中しました。
新人医の後ろでベテラン医がレクチャーしながら行う、という形式だったのです。
つまり、早い話が私は新人医の「練習台」となったわけです。
肺気胸の手術はそれ程難しいものでは無い為、新人でもできると思ったのでしょう。
その体験をした時、色々な事を考えさせられましたが、その1つがこんなことです。
「名医と呼ばれる人の栄光の陰には、多くの練習台となった人達がいたのだろうなぁ」
数多くの練習をしなければ名医にはなれません。
「栄光の陰にある実態」を見つめることが重要ということです。
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