同じ出来事に出くわしても、それをストレスに感じる人とそうでない人がいます。
例えば、人と接する、ということが好きな人と恐怖に感じる人がいます。全く同じ状況なのに、なぜ大きな違いが生じてしまうのか。その1つに「嫌なことに立ち向かう姿勢」があります。
仏教では「苦しいことから逃げると、より一層苦しみが増す」と教えてます。これは「楽を求めると、楽になるのではなく、苦しくなる」とも言えます。逆に苦しさから逃げずに立ち向かうと、楽になってくるのです。
ですので、例えば「人と接するとストレスに感じて苦しいから接しないようにしよう」というのは、苦しいことから逃げる姿勢ですので、より一層症状が悪化しやすいのです。今、人と接することが好きな人でも、この姿勢が出来ていないと、人と接することがやがて恐怖に感じる可能性もあります。
この「嫌な事に立ち向かう姿勢」が出来ると悩み事は消えてなくなります。